・平井 銀二(ひらい ぎんじ)
裏世界で暗躍する平成最後のフィクサー。心の隙をついて人の思考を巧みに操る。国内外に幅広い人脈を持つ一流悪党。

・森田 鉄雄(もりた てつお)
類まれな強運の持ち主。ただの素寒貧だったが、銀二に声をかけられ裏世界へ。天才的な銀二の魅力にひかれている。

・安田 巌(やすだ いわお)
捜査二課で知能犯を取り締まりその最前線で指揮を執っていた元警視庁刑事。銀二とは常に行動を共にしている。

・船田 正志(ふなだ まさし)
東京地検特捜部の元検事。経験を元に企業を脅して喰う闇のブローカーで、銀二がもっとも信頼を置く人物の一人。

・巽 有三(たつみ ゆうぞう)
元毎朝新聞の記者。他の仲間達とは違うツテで銀二をサポートしている。サングラス姿が多く、素顔はほとんど見せない。

・西条 進也(さいじょう しんや)
西条建設社長の次男。イカサマポーカーで金や女を欲しいままにする。負けたことがない為、傲慢を通りこした性格。

・蔵前 仁(くらまえ ひとし)
巨大グループ誠京の会長で、狂気の富豪。人間の崩壊する様を見るのが何よりの楽しみといいう狂気的な考えを持つ。

・有賀 研二(ありが けんじ)
犯罪に快楽を見出している平成の凶悪殺人鬼。逃亡中に偶然組員に捕らえられ、警察との取引材料とされていたが・・・。

・中条 明夫(なかじょう あきお)
用心深く卑しい性格で、勝つためには手段を選ばない傲慢な画商。森田が持ちかけた億単位の勝負を受ける。

・海堂 正行(かいどう まさゆき)
帝日銀行頭取の義理の息子で自由民政党国会議員。癒着がバレるが、事前に兵隊を呼ぶなど抜け目がない悪党。

・神威 勝広(かむい かつひろ)
神威家四男であるが出来が悪いというだけで、異様なまでの仕打ちを受ける。神威家皆殺しを企てた、悲しき復讐者。